「なぜ一番簡単な解決策を選ばなかったのか?」——株式会社イソジ製作所が挑んだ、毎日30分の“台車探し”撲滅プロセス

「おい、なんで空の台車が1台もないんだ!」
工場のあちこちから聞こえてくる、職人たちの苛立ちの声。
埼玉県内で精密板金加工を手掛ける株式会社イソジ製作所の現場では、長年「あるムダ」が日常の風景として放置されていました。それは、1日平均30分にも及ぶ「台車探し」と「通路の渋滞による待ち時間」です。
一見、単純に思えるこの問題。しかし、解決に至るまでの道のりには、現場の猛反発と、安全基準を巡る経営陣の葛藤がありました。同社の製造部リーダー・山田さんと、工場長の佐藤さんに「改善の裏側」を伺いました。